株式会社アサヒクラフトエンジニア > 私たちについて
水の循環というものが地球にとって血管を流れる血液のようなものだとすると
それを綺麗にする私たちは地球にとってのお医者さんなのかもしれません。
私たちは、決して表に出ることはありませんが、
なくてはならない存在として在り続けます。
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どんなことをしているの
私たちは公共施設の設計を行って おります。公共施設とは、道路・ 公園・水道・河川・学校・図書館 など、公共事業によって建設され る施設のことです。
普段は気付かないところではあり ますが、私たちの暮らしの周りに は、水道や河川など『水にかかわ る公共施設』がたくさんあります。 -
水をつくる
毎日飲んでいる水、野菜を洗ったり煮たりする水、お風呂やシャワーで使う水、これらの水は、浄水場という施設でつくられています。この浄水場から各家庭へ水道水として送られています。
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汚水を綺麗にする
手や顔を洗ったり、洗濯の水やトイレの洗浄水として使った水は、生活雑排水や汚水として下水道管へ流れていきます。この下水道へ流入してきた汚水を、再び綺麗な水にして河川や海へ放流する施設が下水処理場(または浄化センター)です。
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水から守る
台風や豪雨による異常増水は、水路や河川からの溢水を起こし、道路の水没や家屋への浸水などの被害をもたらします。このような雨水による浸水被害から生命と暮らしを守る施設が排水機場(または雨水ポンプ場)です。
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農作物へ水を送る
農耕地の作物へ水を送るための揚水ポンプや散水スプリンクラー設備、あるいは排水するための水門・樋門や排水ポンプ設備など、農作物の生産に欠かせない水をかんがい・排水するための農業用水利施設があります。
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工場へ水を送る
食品、製鉄、化学あるいは自動車、電子機器など工業分野においても、その生産活動に必要な水道があります。生産活動に必要な水を安定的に供給するのが工業用水道施設です。
このような施設の建設は、その企画から設計、そして工事までの段階を経て完成されます。
私たちアサヒクラフトエンジニアは、主に「設計」の役割を担っています。
設計の進め方
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企画について事業者様と十分な打ち合わせをして、設計業務のスケジュールを立てます。
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現地調査や資料収集・整理を行い、概略設計でイメージ化します。さらに技術的専門能力を発揮して詳細な比較検討を行いながら設計図を作成します。
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常に高いコストパフォーマンスを追求し、自然環境や省エネルギー化へも配慮し、豊富な経験を活かしつつ設計を完成させます。
私たちの目指す社会
私たちの目指すところは、水にかかわる公共施設の設計を通じて、生活の基盤となる水を大切にし、水の循環系の中で営まれる暮らしの手助けとなることです。 地球上の水は、海や陸から蒸発して雲となり、雨や雪となってふたたび地上に降りそそぎ、河川から再び海へ流れ込むという水の循環を繰り返しています。一戸の家庭で使う水も、町全体で使う水も、その地域の水循環につながっており、さらに大きな地球全体の水循環につながっています。 水の循環をわかりやすく説明すると下図のようになります。
人は水の恵みを受けて生活しています。しかし、ときに水は、台風や集中豪雨などにより、脅威に変わることもあります。
私たちは、綺麗な水をつくり、そして水の脅威から守ることで、人と水の調和を図り、健全な水循環の創出を目指します。